Entertainment

三味線

日本の弦楽器。16世紀に渡来した中国の三弦が由来とされる。獣皮を張った木製のボディに貫通させた長い棹が特徴。絹糸を撚り合せた3本の弦を「撥(ばち)」という専用の用具または指で弾いて演奏する。17世紀に人形芝居の伴奏、歌舞伎の伴奏音楽や効果音などに用いられるようになった後、舞妓や芸妓が酒宴で演奏するなど庶民の暮らしにも浸透。いまも日本の伝統音楽や各地の民謡演奏時に欠かせない楽器である。青森県津軽地方に伝わる三味線はとくに「津軽三味線」と呼ばれ、速いテンポと叩きつけるような奏法が特徴。その独特の音色を現代音楽と融合させて演奏するパフォーマーも少なくない。


川島志乃舞

津軽三味線奏者。1994年生まれ。5歳より本格的に津軽三味線を習う。小学1年生から中学1年生までに津軽三味線全国大会で3度の日本一に輝く。2013年東京藝術大学音楽部邦楽科長唄三味線専攻に進学。伝統文化継承に意欲的に取り組むとともに独学で音楽作編曲を研究し、数々のオリジナルを発表。2015年から2年連続、スペインで開催された「MATSURI JAPAN—バルセロナ祭りプロジェクト−」に参加。2016年にオリジナルCD「ファンタスティック七変化」を発表。邦楽とカワイイが融合した新ジャンル「ニッポンカワイイカルチャー」の旗手として活躍するマルチアーティスト。

 

阿波踊り

約400年の歴史を持つとされる夏祭りの一種。主に8月中、阿波踊り発祥の地・徳島県内各地を中心に日本各地で催される。なかでも8月12日から15日に徳島県徳島市で行われる「徳島市阿波踊り」は日本最大規模とされ、期間中の見物客は約130万人、踊り子は約10万人。その模様は全国ニュースでも報じられる夏の風物詩である。二拍子の軽快なリズムに乗り「エライヤッチャ、エライヤッチャ」という掛け声とともに大勢の踊り子が行進する光景は壮観。日本が世界に誇る伝統芸能である。


 創作舞踊集団 〜寶船〜

徳島県出身の米澤曜(Akira Yonezawa)が1995年に東京で発足した、日本初で唯一、プロの阿波踊り集団。年間200ステージを超える公演を行い、2011年には初の海外進出を果たす。同年にハワイで開催された「Honolulu Festival 2011」では初出演ながら大トリを務め、好評を得る。2014年にはパリで開催された「Japan Expo」への出演をはじめ(2015年にも出演)、パリのほかムンバイ、ニューヨーク、香港を回る初のワールドツアーを敢行。以来、毎年ワールドツアーを行い、伝統芸能を現代にアップデートさせた熱いパフォーマンスで世界を魅了している。

 

相撲

相撲は日本固有の宗教である神道に基づいた神事であり、日本国内各地で「祭り」として「奉納相撲」が地域住民により、現在も行われている。健康と力に恵まれた男性が神前にてその力を尽くし、神々に敬意と感謝を示す行為とされる。そのため、礼儀作法が非常に重視され、その一環として力士はまわし以外は身につけない。その名残は現代の興行形式である大相撲にも見られる。また、古代から現代に至るまで皇室との縁は深い。
他方で、格闘技として見れば、裸身(に極めて近い状態)で道具を用いず、つかみ合い、相手の体を倒しあうことを競うレスリング系統の競技である。英語では「sumo(スモウ)」または「sumo-wrestling(スモウ・レスリング)」と表記される。類似の格闘技の中では、特に常に前に出て押すことを重視するところに特徴がある。


ドラムカーンズ

「株式会社間口」相撲部
大阪市に拠点を置く「株式会社 間口」に在籍する実業団相撲部。
大相撲出身者・学生相撲出身者らを中心に活動し、主要大会で好成績をあげている。
また、アマチュア相撲の健全な育成と発展を目指し、財団法人「日本の相撲連盟」や「西日本実業団相撲連盟」の活動にも積極的に関与。 今回のJAPAN EXPOでは日本文化紹介活動の一環として、部員による相撲パフォーマンスを披露する。
また、相撲部のメンバーを中心に超重量級アイドルユニット「ドラムカーンズ」を結成し、日本各地のイベントなどで活躍中。
歌やダンスなどのパフォーマンスで人々を楽しませている。

 

“ACOON HIBINO”

1981 年、関西学院大学在学中より音楽活動をはじめる。2000年より「スピリチュアル・ ピアニスト Acoon」名義で活動開始。日本武道館や海外での演奏、ファッションショーや朗読とのコラボレーションも行う。
2009年、初のソロアルバム 「Souvenir」を発表。
ピアノ伴奏者としても、日本を代表するオペラ歌手の花月真や、ラテン歌手の赤穂美紀と活動を共にしている。
共演は日本を代表するアンビエント・ミュージシャンの岡野弘幹や中国を代表する二胡奏者のRay Wongとのユニットにおいても高い評価を得ている。
2012年には香港最大規模のコンサートホールでのコンサートに出演。
2013年よりディジュリドゥ奏者の三上賢治とのユニット「スンダランド」を結成。最新アルバム「ZEN PIANO 禅ピアノ」をリリース。最近では、DNAの修復作用があると言われている528Hzの響きを活かした演奏活動も行っており、各方面から注目を集めている。

 

“B-STATIONS” [ ダンス & ヴォーカルグループ ]

ボーイズステーションから誕生したダンスヴォーカルグループ、「B-STATIONS(ビーステーションズ)」。ボーイズステーションで開催中のイケメンアーティスト人気投票にて、人気No.1を二連覇!初二冠達成!
2016年デビューのボーイズグループで注目されるアーティストの1組!「男達の物語はここから始まる」の意味を持ったボーイズステーションのコンセプトと同じく、原点となる場所を、“最強ではなく、最高のチームで創り上げる!”。メンバーはダンス&ボーカルグループ「LCH」「R.E.V.O」「Ace」等からなる最高のチーム!

 

着物

着物は元来「着る物」という意味であり、単に「衣服」を意味する語であった。しかし幕末に洋服が移入して以降、「西洋服」・「洋服」と区別して、「従来の日本の衣服」を「日本服」・「和服」と呼ぶようになり、さらに「着物」の語にも置き換えられるようになった。時代が進み、日常生活で頻繁に洋服が用いられるようになると、「着物」から「着る物」という本来の意味は薄れていき、「和服」の意味が濃くなっていった。現代での「着物」という語は専ら「和服」を意味し、狭義には一定の形式の和服(着物と羽織という場合の着物、すなわち長着)を指す言葉に移りつつある。